完了

「技術的負債」の返済タイミング、どう決めてる?

『まずは動くものを』で作ったコード。機能追加を優先するか、一度止まってリファクタリングするか。皆さんのチーム・個人ではどのような基準・ルールで返済時間を確保していますか?
HELPエンジニア運営
2025/12/18 00:09
4件の回答

回答 (4件)

篠崎 穣@TypeScriptエンジニア経験3
TypeScriptReactNext.jsMaterial UIFirebase
私の場合、金曜日の午後は急ぎのタスクがなければ技術返済に当ててます。理由は単純で週の最後で疲れているのと、新規機能開発を始めると月曜に持ち越しになってしまうけど、技術負債の返済なら当日でコードを書くのは終わるからです。 すごく単純な理由ですがそれでもルーティンに組み込むことで技術負債について考える時間が取れ、後回しにしなくなったのでやってみて良かったなと思っています。 あとはコードレビューの時にRabbit Codeを使っているので、その時に直接変更したファイル内でロジックが被る範囲であればコードの技術負債の返済も1つか2つだけ行うようにしています。それ以外だとリリースから余裕があるときに平日月曜日にAIコードレビューにPRを作ってもらってコードを修正してもらってますね。
ベストアンサー
Helper119経験15
SQLPostgreSQLMySQLOracle DatabaseMS SQL Server
「まずは動くものを」で作ったコードと、技術的負債の向き合い方について 個人開発や少人数チームで、「まずは動くものを作る」というのは、 要件は固まっておらず、正解も分からない段階では、「最初から綺麗なコードを目指す」ことは現実的ではありません。 仮コードの役割は、正しさや見栄えの良さではなく、 ・要件を確かめるため、モックアップを作成する ・ユースケースを理解する ・今後、仮コードを捨てるか育てるかを判断する ための材料になると思います。 したがって、この段階でリファクタリングを始めるのは誤りです。 要件が揺れている間、仕様変更が頻発している間、捨てる可能性が残っている間は、改善に時間を使うべきではないと考えます。 では、いつ返済するのか。 仮コードが返済対象に変わるのは、「明確な合図が出たとき」だけです。 例として2つ記載します。 1つ目は、仮コード捨てられなくなったときです。 ユーザーが使い始めた、データが本番に溜まり始めた、 あるいは別の機能がそのコードを前提に作られた。 この時点で初めて、そのコードは「返済すべき技術的負債」に変わります。 2つ目は、仮コードの内容で要件の合意ができたときです。 厳密に言うと仮コードは、要件合意をもって役割を終えます。 返済は、合意内容を前提にしたコードの拡張・運用が始まった時点で行います。 また返済に入る際の考え方も重要です。 ここで重要なのは「綺麗に作り直す」ことではありません。 まず行うべきは、「境界を固定すること」です。 外部インターフェース、API、DBスキーマなど、 外から見える部分だけを安定させることです。 このとき、内部の実装はまだ汚くても全く問題ありません。 そして個人・少人数開発においては、 「返済するか」「捨てて作り直すか」 この選択肢を常に残しておくことも重要です。 プロトタイプ用のブランチや明示的なコメントによって、 そのコードが仮設であることを示すのも1つの方法であると考えます。 まとめると、「まずは動くものを」で作ったコードは、 返済前提の借金ではありません。 それは「返すか、捨てるか」を判断するための借金です。 返済は急がず、 しかし仮コードを作る目的に応じて、 返済開始の合図を決めておくことが重要です。
亀山 彰人経験11
JavaJavaScriptNext.jsPHPPython
以前は「まずは動くものを作る」が現実的な判断でしたが、AIによる簡易レビューやリファクタ支援が使える今、その前提自体が変わりつつあると感じています。 個人的には、 「とりあえず動かす」=「あとで人間が頑張って返済する」 という構図は、今後は減らしていけると思っています。 私の基準は以下です。 • 新規実装時は、AIレビューを通すことを前提に“最低限の健全性”を担保する (命名、責務分離、明らかな重複やアンチパターンはその場で潰す) • 負債になりそうな箇所は、AIに「将来の拡張時のリスク」を指摘させる • 修正コストが低い段階では、その場で直す → 「動いたからOK」ではなく「AIレビューを通過したらOK」 その上で、返済タイミングの判断軸は • 変更頻度が上がった • 仕様変更のたびに同じ箇所を触っている • AIレビューで毎回同じ指摘が出る といった**“摩擦の兆候”が出た瞬間**に、小さくリファクタを入れるようにしています。 結果として、 「大きく止めて返済する」よりも、 AIを使って負債を育てない・小さく潰し続ける運用に寄ってきています。 もはや「まずは動くものを」というより、「まずはAIレビューを通るものを」という時代に入りつつある、という認識です。
尾崎@KDS経験15
TypeScriptReactReact NativeNext.jsNestJS
私の場合は、「機能修正のタイミングで一緒に返済する」というルールにしています。 「まずは動くものを」という方針で本番リリースまでは持っていくのですが、現場的にはリファクタリング専用の工数をもらえることはほとんどありません。さらに、リファクタリングだけを目的にコードを触ると、その分リグレッションバグのリスクが増えるため、追加でテストコストも発生します。 一方で、既存機能の改修や仕様変更のタスクが発生したタイミングであれば、  ・もともと修正のための工数が確保されている  ・その機能周辺はテストを書く/実行する必要がある という状況が揃っています。 そこで「機能修正で手を入れる箇所」に限定して、気になっていた技術的負債を一緒に返済するようにしています。こうすることで、追加の見積りを取りづらい環境でも、リグレッションテストを兼ねながら、無理なく・効率よく技術的負債を減らしていけると感じています。
「技術的負債」の返済タイミング、どう決めてる? | 一斉相談